こんにちは! 外傷治療にも強い「きつ井整骨院」です!
さて、今回はセーバー病(シーバー病)について少しお話したいと思います。
当院へお越しいただいた患者さんは、小学5年生で普通に歩いていても両足の踵とアキレス腱付着部の痛みが強く、整形外科で診てもらったけど痛みが取れないとのことで来院されました。
患者さんの踵は、超音波診断機で見ても骨端核が分節化しているのが見えており、セーバー病の説明をしました。
セーバー病は8~12歳、小学校3年生~5年生の男の子に好発し、剣道や体操競技などの素足で行うスポーツ、ランニングをやり過ぎると発生することが多いカカトの痛みです。
多くの場合、経過は1~数年と長いことが多いですが、予後は一般に良好です。原因として使い過ぎはもちろんですがふくらはぎの筋肉の硬さ、足底のアーチの減少、歩き方、姿勢などもあげられます。
当院での治療は、痛みを取るハイボルトと骨癒合を促進する超音波、足の筋肉を補助するキネシオテープ、踵を保護するヒールパッドを用いて、普段歩く時の痛みを軽減しつつ傷ついた軟骨の治癒速度を上げていきました。激しいスポーツは制限してもらいましたが、学校での体育や外での遊びも禁止はせず、3カ月でほぼ症状が消失しました。今は楽しくサッカーをして遊んでいるようです。引き続きふくらはぎのストレッチは続けるようにお願いしています。
治療するとしないでは、治癒スピードも普段の生活(痛みや運動量)も全然違います。お子さんで踵の痛みがあったらぜひご相談ください!(‘◇’)ゞ